修学旅行の木刀

8月下旬、又野尚先生が大阪に帰省された際、久々にお目にかかりました。

ママ友関連の話題で、テレビから声がかかることが多くなった彼女。
今年に入ってからも、全国放送の番組に出演していて、なんかすごい人になっちゃったなーと思うのですが、会ってしゃべれば、ネタが無尽蔵に蓄積されているだけの普通のおかあちゃんで、何も変わってない。

夜に待ち合わせ、いつものようにファミレスでべちゃくちゃしゃべる。
そしていつものように、何をしゃべっていたか、ほとんど記憶にない。

で、気付くと深夜1時半。そのファミレスの閉店時刻が近づき、終電も行ってしまった後。
以前も利用した24時間営業のお店に行ってみましたが、24時間営業はやめたみたいで入店できず。
仕方がないので、タクシーで帰宅することに。

タクシーの車内では、「修学旅行に行くと、男子たちがおみやげに木刀を購入するのはなぜなのか」をテーマに盛り上がる。
私の家の方が遠いので、彼女が先にタクシーを降りました。

しばらくの間、車内に静寂の時が流れました。

ぼんやりと外を眺めていると、運転手さんが「あの、聞き耳を立てていたわけじゃないのですが・・・」とおずおずと話しかけてきました。
ばりばりの大阪弁を駆使しているにもかかわらず、「子供の修学旅行先が京都」と又野先生がおっしゃっていたのが、気になったようでした。

「いえ、さっきの子は帰省してきてて、今は東京住まいなんですよ」
「ああ、そうなんですか。私、京都にいたことがあるので、気になって」

そこから、木刀話の続きが始まりました。
はっきりとはおっしゃいませんでしたが、聞き耳を立てまくっていた運転手さん、又野先生と私の会話に入りたくて、うずうずしてたみたいです。

運転手さんも、かつて男子だった頃、修学旅行先で「男子道」を全うされたようです。

「木刀、私も買いましたよ」
「せっかくの貴重なお小遣いやのに、なんで木刀なんでしょうねえ?」
「なんでなんでしょう? ほしくなるんですよ」

かつての男子も、理由はわからないようです。

ただ、ほしくなる。

そして、木刀以外にも、何の役にも立たない物、やたらかさばる物を購入する男子も多かったと、運転手さんはやたら熱心に語ってました。

「で、家に持って帰ると、お母さんに『なんでこんな物を買うてきたんや!』って叱られる」
「そうです、そうです」

家に到着するまでの十数分、「男子は修学旅行で、必ず無駄な物を買う」という話で盛り上がり、タクシーを降りる私に、運転手さんは「楽しかったです」とおっしゃって去って行かれました。

なんだか二重に楽しさを感じられた夜でした。




土産物屋さんから木刀が消える日は、永遠に来ないでしょうね。



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又野尚先生、NHKに登場!

JUGEMテーマ:今日のこと


今年の3月末のこと。
私のホームページに設置しているメールフォームを経由して、メールが届きました。

又野尚先生に協力をお願いしたいことがあるのだが、連絡先がわからず困っているので、私に仲介を頼めないか、という依頼でした。
メールの差出人は、NHK「あさイチ」の担当者。

過去にもこういう仲介依頼メールをもらったことがあるのですが、今回は国営放送、それも、テレビ番組に疎い私でも知っている、朝の人気番組です。もちろん全国ネット。
あまりに大物なので、最初はびっくりしました。

真偽を確かめるために、メールに記載されていた連絡先に電話しようかとも思ったのですが、「担当者」の話を聞くか聞かないかを決めるのは、又野先生です。
イタズラとは思えない内容でしたので、まず先生に一報を入れ、届いたメールをそのまま転送しました。

彼女もびっくりしたようですが、担当者に連絡した後、電話取材を受けたそうです。
当初は視聴者の体験談などのイラスト提供という話だったそうなのですが、企画が通って放送が本決まりになってからは、さらに話がふくらみ、顔出し決定。

そして今朝、がっつりとご出演。
テレビには数回出演されてますが、いずれも民放や関東ローカルの収録。今回は生放送です。
流ちょうにしゃべってましたが、緊張の顔つきだったなあ。

>>放送内容はこちら

放送終了後、1通のメールが飛来。
差出人は、又野先生とは小学校からの付き合いで、私とは中学・高校の同窓生だった女性。
高校卒業以来、30年ぶりの「再会」となりました。

たまたま「あさイチ」を見ていて、先生の顔を見てびっくり仰天。
だけど「又野尚」というペンネームを知らなかった彼女、正体を知りたくてネット検索。たどり着いたのが、私のブログだったそうで。

思いがけなく、楽しいご褒美をもらえた感じで、うれしい1日になりました。
だけど、私にまでこんな余波が来ているということは、先生もしばらくは大変だろうな。




緊張してた先生、ダウンしてなきゃいいけど・・・。
 

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又野尚先生、テレビ初出演!

JUGEMテーマ:四十路のつぶやき


3月中旬、又野尚先生からお電話をいただきました。
えらく動揺した様子なので何事かと思ったら、なんとテレビへの出演依頼が舞い込んだとのこと。

「何のテレビ?」
「フジテレビの『ホンマでっか!?TV 』っていう全国ネットの番組」
「うわー、えらいこっちゃなあ」
「なんか、ママ友専門家みたいな感じでの出演依頼やねん」
「へええ・・・」
「漫画描いてるだけで、専門家と違うのになあ」

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自虐的にお笑いになるのですが、笑い声がかちんこちん。

「で、どうするん? 出るの?」
「まだ決めてない。今日、午後から担当の人に会って、詳しい話を聞くことになってる。うちの近所まで来てくれるらしいわ」

先生は、連載している雑誌の特集で顔出しされたことはありますが、テレビには出演されたことはありません。
それが、突然の出演依頼。それも全国ネット。

出演話が飛び込んできてから、驚きやら何やらで、しばらく落ち着かない日々を過ごしていたらしい又野先生。

「ご主人は、どう言うたはるん?」
「反対はしてない。お気楽に『出たらどう〜?』って言うてるわ」

つまり、テレビ出演は、先生の決断次第ということです。

「あー、でも何か緊張するわ。気が重いわ」
「とりあえず話だけ聞いて、『これは出たらあかんな』って思ったら、その時ははっきり断ったらええやん」
「そやなー」

緊張と動揺を隠しきれないまま、又野先生は打ち合わせに臨まれたようです。

それからしばらくして、「数日後に最終打ち合わせがある」というメールをいただきました。
出演を決めたんだなと思いましたが、詳細を問い合わせないまま、日が過ぎました。

そして先日、このブログのアクセス解析を見てびっくり。
「又野尚」というキーワードで当ブログに来て下さる方が、突然激増していたのです。

アクセス解析

すぐに調べてみると、先生が出演された回が既に放送済みであることが判明。



聞 い て な い よ。



先生にすぐ連絡を取ると、

「えー、ひーちゃんにも放送日を連絡してなかったんや。実は親にも連絡するのを忘れてて、えらい怒られたわ」

番組を録画したDVDを送って下さるとのことですので、先生のお話を含めて、後日レポートしますね。




収録は4月初旬で、放送日の連絡が正式に届いたのが、放送3日前だったそうです。

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又野尚先生、新作単行本発売!

JUGEMテーマ:お知らせ


久々に、又野尚先生の情報です。

昨日、彼女の単行本が発売になりました。

ママ友のオキテ。

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マイホームネタ以来の単行本だから、2年ぶりくらいかな?
何にしろ、めでたい話です。

しかし先生、かなり心配しておられます。メールにこう書いてありました。

「一冊千円もするのを、ネットで知りました。正直びびりました。そんな高い設定で大丈夫?」

確かに高いですね・・・。

でもまあ、ヤフー様やグーグル様で「又野尚」で検索すると、我がブログが上位を独占している事実を踏まえまして、頼まれもしないのに勝手にPRさせていただきます。

又野尚著「ママ友のオキテ。」、ぶんか社より、ただいま絶賛発売中。
是非、よろしく。

私も早々に手に入れて読みたいと思います。




こちらが2年前に出版された単行本。

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又野尚先生、マツコ・デラックスを絶賛する

JUGEMテーマ:四十路のつぶやき


先日の水曜日の夜9時頃、又野尚先生から久々にお電話をいただいた。

又野尚先生に関しては、ここいらへんを読んでたもれ。

一応用件がおありだったようなのだが、我々が電話でしゃべり始めると、当然用件だけでは済むはずがない。秋の夜長、しかも又野先生のご家族は、全員既に夢の中。
長電話モード、ばっちりである。

話はあっちへ飛び、こっちへ戻り、どんどん広がる。
そして、我々の間では定番となっている話題へと突撃していく。

時間はどんどん過ぎていく。

ほんとは私、次の日の朝は7時頃に起きて、8時には家を出て、9時にはお客さんところへ行かねばならんかった。
でもね、又野先生はお母ちゃん。毎朝早起きして、子ども2人の弁当を作って送り出している。それに引き替え、普段の私は朝8時以降の起床。

だから、言い出せなくって、ずーっとしゃべってた。
結局電話を切ったのは、午前2時過ぎ。5時間しゃべり続け。

あまりの長電話になると、何をしゃべったか忘れてしまう。
だけどこの日、印象に残った話を2つばかり。

1つめの話。

又野先生は、ナンシー関さんの大ファン。
彼女が亡くなった時、先生は大層悲嘆にくれていた。その後もずっと、ナンシー関さんの喪失を埋めてくれる人が現れないと嘆いていた。

それが最近、やっと現れたという。その名は、マツコ・デラックスさま。

問題点への目の付け所とか方向性、いろいろな意味で、ナンシー関に類似しているらしい。
しかも、マツコ・デラックスは、空席となっていたもうひとつのポジションもゲットしたと、又野先生は熱く語る。

「マツコ・デラックスはな、ナンシー関の位置だけやなくて、おすぎとピーコがキープしていた位置にも滑り込んだんやで。おすぎとピーコも、言うてももう年やからなあ。すごいで、マツコ・デラックス。ええわあ」

2つめの話。

私は常々、エッセイやコラムを書いてそこそこ売れる漫画家さんは多いけれど、絵や漫画を書く小説家がいないのはなぜだろうと思ってたんです。
又野先生にその疑問をぶつけてみたら、彼女はうなりながらもこう説明してくれました。

たとえば、「友達5人と車でスキーに行きました。ゲレンデはたくさんの人でした」というシーンがあったとします。それを絵で表現するためには、たくさんのことを観察する必要があります。

友達5人の内訳は何か、男女何名ずつか。彼らの関係性は何か。どんな容姿なのか。
彼らが使った車の車種や色は何か。駐車場にはどんな車がどれくらい止まっているのか。
ゲレンデの客は、家族連れかカップルか。ゲレンデは広いか狭いか。リフトはあるか。

ありとあらゆる事を、全方向からチェック。それに予想やら想像が加味されます。

「そんなに注意して見なくてもいい、ほんまに余計なとこばっかり見てるねん。そうせんかったら、漫画にできひん。そやから、観察力が鋭い人が多いのかもしれへんね」
「先生も、何か文章書けばいいのに。話がおもしろいし、着眼点も人とは違うから、絶対受けるのに」
「私はあかん。だって、文章が長いから」

否定しません(笑)。
だって彼女のメール、本当に長いから。




又野先生の話、臨場感があって本当におもしろいんです。聞かせてあげたいわ。

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又野尚先生、あせりまくる

26日、又野尚先生が大阪に帰省。その晩、久々にお会いしました。
もう一人の友人Aちゃんが駅まで迎えに来てくれて、Aちゃんの家に突撃。
全員アルコールがダメなので、お茶とコーラとお菓子をお供に、40代女子3人が一晩語り明かし。

今回のメインテーマは、Aちゃんの離婚について。結婚20年目での決断。
前回会った時に決意表明は聞かされたのですが、先生と私は離婚成立までに相当時間がかかるだろうと思っていました。ご主人が離婚に同意していないということだったので。

ところがその3ヶ月後の7月。「旧姓に戻りました」というメールが届き、びっくり仰天。
なんだなんだ、何があった、どうしたんだというやりとりを、又野先生とすごい勢いでメール交換、電話でも討議し合ったものです。

20年の間、様々なことがあったAちゃんですが、新しい人生を歩み始めました。
今後の人生に幸あれと祈るばかりです。

さて。

Aちゃんと又野先生は小学校から、Aちゃんと私は中学校から、私と又野先生は高校からのおつきあい。だから、3人寄れば必ず話題に上るのが、中学・高校時代の話。
特にAちゃんの記憶力はすさまじく、中学・高校とも同窓生が500人以上いるにも関わらず、かなりの人のことをフルネームで記憶してます。

で、Aちゃんが小学校の卒業アルバムを出してきてくれたので、先生と二人でのぞき込みました。
私は2人とは卒業した小学校は違いますが、中学・高校時代に見たことのある顔もたくさん。
「この人、知ってる!」で盛り上がりました。

アルバムの後半には、卒業生の作文が掲載されています。
又野先生の作文タイトルは、「私の希望」。先生本人も、自分の書いた文章をすっかり忘却しているようです。

小学生の時にはデザイナーになりたいと思っていたようで、その将来に向けての具体的な展望が、作文内にぎっちりがっつり詰め込まれてました。

「なんでデザイナーなんやろ。きっと、一条ゆかりの『デザイナー』に触発されたんやろな」

デザイナーになったらまずお店を持ち、ドレスやアクセサリーのデザインをしたいと、切々と綴られている。
店内には、シャンデリアが欠かせないらしい。

「これは絶対、あこがれてたんやな」

この頃のシャンデリアって、裕福な家のステータスみたいなものだったからね。

自分が雇う店員の給料まで書いてある。先生の下で働くと、15万くらいはもらえたらしい。
今はたいしたことないけど、30年以上前の給与水準だと、超破格待遇だ。

「なんで、15万なんやろな・・・」

一流のデザイナーになれたら、8階建てのマンションの3階に暮らしたいとのこと。

「これ、なんで3階にしたんかわかるわ。私、高所恐怖症やからな」

にしても、なんで8階建て?

マンションの部屋の間取りは、2LDKがご希望。

「6年生で、2LDKなんて言葉、どこから聞いたんやろな・・・」

結婚にも興味があり、理想の相手は、自分より背が高くてやさしくて・・・

「せんせ、せんせ、何、この『見られる程度の顔の人』って!」

私、爆笑。
給料の段階でツボにはまり、既におなかが痛くて、よじれそうです。

先生は焦り、他の生徒の文を丹念にチェックしてます。

「あかん、こんなへんなこと書いてる人、他におらへん」

笑いが止まらない私、がっくりくる先生。

楽しいひとときでしたが、やはり徹夜はきついですわ。



小学生時代の又野先生をとりこにしていた漫画。

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又野尚先生、単行本発売!

前回の「社内の噂」発売から7年、ついに出ました、又野先生の新作。
私と又野先生の関係は、こちらをぱらぱら読んでいただければわかりますが、高校の同級生です。

7月に入ってすぐくらいだったかな、「あのマイホームの話、単行本になるねん」って聞かされたのは。
先週末、先生が見本誌を送ってくれました。なんとサインまで書いて。ありがとねー。

2年以上、26回にわたって月刊誌「本当にあった笑える話」に連載された作品で、読者の評判もよかったようです。単行本化にあたって、専門家によるコラムが収録されました。
雑誌連載中は、なかなか読む機会に恵まれなかったので、今回楽しみにしてました。

ちょこちょこと話は聞いていたのですが、ここまで頑張っていたとは。びっくりです。
その観察眼はさすがプロ。私の「マンションへGO!」シリーズなど、なにをか言わんや、です。

右も左もわからないまま、ご主人と言い争いながら、やたら遠回りしながら、ぶつかった様々な出来事におろおろしながら対処していく先生の様子が、微に入り細にわたって、事細かに描かれています。
その合間には、先生ご夫妻が仕入れたり学んだりした、不動産に関するうんちくもちりばめられてます。

というか、ここまで長期連載となったのは、ひとえにご主人のマニアックぶりの賜かも。
電磁波測定とか、自分で登記簿取ったりとか、購入する物件の基礎を調べたり(しかも売り主さんがまだ居住しているのに)とか、土地をもらうとか言い出したりとか、ここまで普通こだわらないでしょう(笑)。

先生の真骨頂である、やたらと多い手書き説明も健在。
特に、印象的な人物が登場した時の描写の細かいこと。コマもでかいし。「S●不動産のHヨシ」なんて、すんげえ強烈。

東京出身・B型旦那 VS 大阪出身・O型嫁の、丁々発止の掛け合いも一見の価値あり。
「おまえは面倒くさがりのくせに出たがりだからだ!」のご主人の一喝には、爆笑してしまいました。
先生、文具屋さんは確かに好きだし、ファミレスとかマクドは、しょっちゅう行ってるわ。

あとがきにもありますが、先生とご主人が中古マイホームに入居したのは、今から3年前の春。
ですから、2人が物件探しにいそしんでいたのは、それ以前ということになります。

なので、情報的にはやや古いかもしれません。それにこれを読んで、「よし、不動産を購入してみよう!」と決意する人は、そんなにいないと思う。不動産購入を後押しするとか、きっかけを与えるような類の作品ではありません。

でも読み物としては引き込まれるし、「へえ〜」と思うような素人なりの不動産豆知識も多々あります。
コラムを書いておられる長谷川高さんのお話も、参考になります。

不動産探しは夢から始まるかもしれないけど、大金持ち以外の一般庶民にとっては夢じゃなくて現実問題です。
一生に一度あるかないかの、とても大きな買い物です。だからこそ譲れない点を明確にし、それにあわせて何かを妥協していく人がほとんどです。
そのことが、とてもよくわかる一冊だと思います。

おまけ。カバーをはずすと、サービスカットが出てきますよ。


ちなみに、作品中に「電磁波測定器(ガウスメーター)、購入!」というくだりがでてきますが、厳密に言えば「電磁波測定器=ガウスメーター」ではないです。

楽天市場などの通販サイトで検索すると、電磁波測定器の商品名として「ガウスメーター」と命名されている商品が、たくさんヒットします。
ガウスメーターなんて、一般家庭では絶対使わない物です。販売している人だって詳しいことを知らないまま、売っているんだと思います。だからこそこんなネーミングで、堂々と発売されているのでしょう。

なぜ言い切れるかと言うと、実は私、本物のガウスメーターを販売していた会社に、営業事務として在籍していたことがあるのです。
この辺の話は難しいんで、未だにお付き合いのある営業の方に、一度わかりやすくレクチャーしてもらいます。
また後日、書きますね。




「中古マイホーム完全迷走ガイド」に収録のコラムを書かれた長谷川高さんの著書です。

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又野尚先生、ひらパーを堪能

又野尚先生から、「原稿があがったので、これから新幹線に乗る」というメールが届いたのが、4月2日のこと。
お子さん二人を連れ、夕方には大阪の実家に戻られた。

最近実家に帰ると、先生が腹が立つこと。

「家に着いたら、うちの両親、孫二人しか見てへん。私の顔見て、『あんた、おったんかいな』って言うねんもん。誰がこの子らを産んだんか、全然わかってへん」

先生は一人っ子なので、ご両親にとっての孫は、先生のお子さんのみ。
狂喜乱舞のお迎えになるのは当然と言えば当然だが、先生としてはちょっとおもしろくない様子。

翌3日。「風月のお好み焼きが食べたい」とおっしゃる先生から、お電話をいただいた。
用件は、「どこで、何時に待ち合わせるか」のみ。

なのに、電話終了まで約40分。

何を話していたかというと、ひらパーのこと。

この日、先生はお子さんを連れて、ひらパーへお出かけになられた。
ひらかたパーク、通称ひらパー。
昔は地味な遊園地だったんだけど、突然自ら「ひらパー」と名乗り、テレビCMをがんがん流し始めた。

現在は、エキスポランド亡き後、大阪に残された数少ない「そこそこの広さの家族向け遊園地」のひとつである。

「花粉症やのに、なんでわざわざひらパーに行かなあかんのか、ようわからんわ。眠たいし体調は最悪やけど、子供は元気やわ・・・」

ひらパーは、大阪府枚方(ひらかた)市にある。運営母体は京阪電車なので、当然京阪沿線に位置している。
ただこの京阪沿線、特に枚方・寝屋川・交野(かたの)あたりは、比較的下町風情が残るお土地柄。

なので、やたら親切。

「途中で、犬の散歩してるおばちゃんに、道を聞いてん。そしたら、『ああ、私の家そのへんやから、一緒に行こ』って言われて。見ず知らずのおばちゃんと犬と一緒に歩いたわ」

入園すると、子供は走り回る。

「上の子(男の子)、なんか知らんけど、友達できたって言うて、一緒に遊んでたわ。聞いたらその子、ひらぱーのフリーパス持ってるんやて! それで、ひとりで遊びに来てるんやて」

人なつっこい大阪の子と、ちょっと控えめの東京の子が、初対面で意気投合して一緒に遊ぶっていうのがほほえましいけど、子供ひとりでひらパーに遊びに来るというのも、なんだかねぇ。

そして、ティーカップに先生のアンテナは総立ち。

「カップを必死になって回してる子が多かったわ」
「そう?」
「回ってへんカップは、孫連れたじいちゃんとか、ちっちゃい子連れのお母さんとかが乗ってる。そやけど、あとはものすごい確率で、ぐりんぐりん回ってた。9割くらいの確率やったわ」
「そのときだけと違うん?」
「いやいや、いつ見ても、何回見ても、みんな意地になって回してるねん

私、大爆笑。

「東京やったら、他の人の迷惑になるからって、みんな遠慮しやんねん。親も注意するし、子供も気を遣ってる。そやけど、やっぱり大阪は違うわ。そんなんで気を遣わへん。明るいよな、みんな」

ファッションチェックも怠らない。

「なんか、ひらパーに来てる子、みんな派手やったわ。3人組の女の子がおってんけど、上着は普通やのに、フードの中が銀ラメ! それにもう一人は、裏地がヒョウ柄の上着着てるし。残りのひとりは地味やなと思うてよう見たら、Tシャツの柄がガイコツ!」

帰る間際に、お子様が手荷物をなくしてしまい、先生は園内を走り回る。

「中にお菓子しか入ってへんかったから、さすがに戻ってきたわ」

なんだかんだで、ひらパーを十分堪能されたご様子でありました。

3日の夜は、先生と二人で食事
その後、別の友人と合流、3人のアラフォー女がファミレスでオールナイト。

この日の主役は、後で合流してきた友人。先生と私は、完全に脇役。
ビミョーな内容なので、作品にはならないと思いますが、先生の頭の中のネタ帳の片隅には、この日の会話の内容が、間違いなく、確実に、記録され、別の形でアウトプットされることでしょう。

先生は5日に、東京へお帰りになりました。







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又野尚先生、帰省中

200904032123000.jpg
晩ご飯は、風月のお好み焼きだ!
【携帯から更新】
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又野尚先生、帰阪

先週土曜日の昼下がり、携帯がちんちろりんと鳴りました。
相手は、四コマ漫画界の知る人ぞ知る小巨匠(大巨匠などと書いたら、後で彼女から「そんなんと違う」と突っ込みが入るので)、又野尚先生でした。

この日の前日、約3ヶ月ぶりに帰阪されたとのこと。

私と又野先生の初の接点は、とある企業の託児所。かなり大きくなるまで気が付かなかったのですが、アルバムで名前を発見した時はびっくりしましたねぇ。
高校2年の時にクラスメートになり、しゃべるようになりました。

あと、又野先生が帰阪すると集う主なメンバーには、もう一人(A子ちゃん)います。
又野先生とA子ちゃんは、小学校の頃からの腐れ縁。私とA子ちゃんは、中学時代からの腐れ縁。3人とも同じ高校に進学したので、高校時代に腐れ縁が絡まったのです。

この3人、履歴を並べてみると結構おもしろいのです。

●又野先生
漫画家。既婚。2人の子持ち。東京在住。
お笑いと宝塚が大好き。大阪に戻ると、お笑い番組をむさぼるように見ている。なぜか道を尋ねられることが多く、「1日に3〜4人から声掛けられたことあるわ」とのこと。

●A子ちゃん
ファミレス店長。既婚。2人の子持ち。大阪在住。
彼女を巡っての男性同士の喧嘩が初めて勃発したのは、小学生の頃。現在も男性追っかけファン多数。転勤時には、お客様主催の送別会が開催されたという伝説を持つ。

●私
SOHOワーカー。未婚。大阪在住。
又野先生同様お笑い好きだが、昭和時代の漫才専門。なぜか高齢者受けがよく、作業代金のお釣りを渡そうとすると「ええから、とっとき」と言われることも多い。どうも孫目線で見られているようだ。


なんか、へんな取り合わせでしょう?

でも今回はA子ちゃんは仕事で不参加となり、又野先生と私の2人でくっちゃべることになりました。
又野先生のリクエストで、私たちはとんかつ屋の前に立ちました。店頭のサンプルを前に、彼女は一人で興奮してうろうろしてます。

「いや、安いわ〜。この量で、この値段やろ。東京やったらもっと高いわ」


とんかつ食べて、食べ終わった食器は片付けられ、お茶を何度も入れに来る店員に「ごゆっくり」と嫌みを言われ、その後は近くのマクドに場所を移し、ジュースとポテトを飲み食いしながら、いろいろなことをしゃべりました。

今回の帰阪理由は、友人の結婚式への出席でした。
ウェディングドレスを着て入場してきた友人を見た先生は、

「不覚にも、うるっときたわ」

相手の男性はバツイチ、2人が出会ったきっかけは、

「楽天か何かの、お見合いサイトやって!」

このお友達は、40代後半、初婚です。そのため、こう励ましていただきました。

「今回の結婚で、まだまだ希望があるってわかったわ。がんばりや!」


ところで彼女は、ものすごくよくしゃべります。最近は、さらにそのしゃべりに加速度がついてきました。
結婚式後の茶話会でも、1人でしゃべりまくっていたらしく、友達の親戚から、

「あの人、誰?って言われてたみたいやわ。ちょっとやばいよなぁ。私」

昔の話、今の話、教育問題、ママ友とのやりとり、お笑い系の話題と、次々に話が出てきます。
「それにしても、ようしゃべるなぁ」とは思うのですが、ついつい彼女の話に聞き入ってしまう私。

会話する時、特に顔見知りの場合は、相手の趣味趣向に合わせて話題を選ぶと思うのですが、思うに彼女はそのセレクトが絶妙なのです。
そのうえ、私が会ったこともない人の話をする時でも、その人の風貌や特徴、それまでの経歴や現在の生活背景などを交え、かみ砕いてわかりやすく、かつ臨場感ある会話を展開するのです。

以前「話をしながら、頭の中を整理している」というようなことを言っていたのですが、それでもこれだけのことを覚えていて他人に説明できる、ということがすごい。

何よりも、物事の本質をずばりと言い当てます。彼女の意見に「なるほどなぁ」って、何度感心させられたことか。

「結局、人に興味があるんやろうねぇ」
「そうかもね。特に女性は、やっぱりおもしろいね」
「もしかしたら、東京に行ったことがよかったんかもしれへんね」
「そやなぁ。元スッチーさん、元女優さん、元キャンギャルとか、普通におるもん。そうかと思うたら、ボールペンより箱を組み立てる内職の方がもうかる、内職の賃金の壁は2万円よ、みたいな話をする人もおるからねぇ。出会う人の数とか種類が、やっぱりすごいわ」

彼女が人間に興味と好奇心を持ち続ける限りは、締め切りに苦しみながらも、絵よりもその周りの手書き文章が気になると言われながらも、きっと描き続けるでしょう。
体を壊さない程度に頑張ってほしいと願います。

業務連絡:24時間営業だと思い込み、いつまでもしゃべっていた私たちに、閉店時間を過ぎても何も言わず、ぎりぎりまで留め置いてくれていた、マクド茨木店の皆さん、その節はご迷惑さまでした。それと先生、お腹大丈夫?


マクドナルド物語 ほのぼの店長育成ゲーム
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又野尚先生は、漫画家です。 | comments(0) | trackbacks(0)