このブログを開設してから15年以上。
ブログ継続のモチベーションにつながるご褒美のひとつに、かなり年月が経過しているにもかかわらず、未だにコンスタントにアクセスいただく記事が、少なからずあること。本当にありがたいです。
特にアクセスが多いのが、今から10年前に書いた「圧力鍋でご飯を炊こう」。
圧力鍋でご飯を炊いて冷凍する生活は、今でも続いています。
基本的な炊飯方法、使用している圧力鍋は、記事を書いた当時と変わりありません。
しかし、なにせ10年経っていますから、状況はいろいろ変わりました。
ご飯周りで、この10年で一番変化したことは、義両親の故郷から届く玄米を分けてもらえるようになった、すなわち、米を買う必要がなくなったこと。結婚の恩恵です。
一生縁がないと思っていた、道路沿いや店の片隅などで見かける精米機の操作を、50代になって初体験しようとは、思ってもいませんでした。
今回は、10年前の記事をベースに、内容を更新した記事を書こうと思います。
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長年、圧力鍋でご飯を炊き、小分けにして冷凍するということをやってます。
毎日ご飯を炊く手間も省けるし、いつでもおいしいご飯が食べられる。
だけど、圧力鍋での炊飯でぶち当たる壁が、炊きあがったご飯が灰色になってしまうこと。
私も初めてご飯を炊いた時に灰色になり、どれだけびっくりしたことか。それまで赤飯は何度も炊いたことがあったのですが、色が付いてるから気付かなかったのです。
味はおいしかったのですが、なんとかならないかと悩みました。
いろいろ調べてみてわかったことですが、でんぷんは糊化する温度が高すぎると灰色になる性質があるのだそうです。
色が変わるだけで、栄養が損なわれるということもないみたいですが、日本人としては白いご飯にこだわりたい。
そこで、本などで調べて私が確立した、圧力鍋でのご飯の炊き方をご説明します。
私が使っている圧力鍋は、入手して20年ほど経つ、Fissler(フィスラー)の「ロイヤル 4.5L」。
既に廃番製品のため、劣化したゴムパッキンなどの消耗部品の入手に手こずります。
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消耗部品の価格を考えると、新品の圧力鍋を買った方がいいのかなあと思いつつも、ずっと使い続けています。
まず洗米。
精米機で精米した白米からは、米ぬかの匂いがします。そのため、ぬかの匂いがある程度消えるまで、最初の数回は水を流すだけにとどめ、その後にきちんと洗米しています。
洗米は、ザルとボウルのセットを使うようになりました。
ザルの下にボウルをセットし、ザルに米を入れて洗うと洗いやすいし、水切りが超簡単なのに気付いたからです。
圧力鍋での炊飯の短所のひとつが、炊き上がったご飯がモチモチしすぎてしまうことがある点。
あまりにもっちりしすぎると、ご飯が冷めた時、塊のようになってしまって、食べづらいのです。
洗米後の水切りが、モチモチ感を和らげるポイント。
私は、ザルに入れたまま5〜10分放置して、ある程度しっかり水切りした後、圧力鍋に入れ、分量の水を入れます。
炊く量は、私が使っている圧力鍋の場合、5合炊きを推奨している料理本が多いです。
私も最初は5合炊いていたのですが、少しずつ増やし、現在は8合を一気に炊いてます。
本当は10合(一升)炊きたいし、実際に炊いたこともあるのですが、保存場所と保存容器の問題で、8合に抑えています。
水はお米と同じ分量。お米も水も同じ計量カップを使うと、わかりやすいです。
私は、30分ほど浸水させています。
蓋をしっかり閉めて、火に掛けます。つまみは、低圧側に。
最近は、火災予防(特に、天ぷら油への引火防止)のため、鍋が一定温度に達すると、自動的に火力を弱めるコンロがあります。
しかしこの機能を有効にしたままだと、圧がかかるまえにとろ火になってしまうことがあるので、私は一時的にその機能を解除しています。
ピンが上がったら、弱火にして加圧5分。
5分経ったら火を止めて、10分放置。
10分経ったら、ピンがまだ下がりきっていなくても、強制的に圧を抜いてしまいます。
私は、洗米時に使用したボウルに鍋を入れ、蓋に流水を当てています。
以前は、安全レバーを押し続けて圧を抜いていたのですが、手に蒸気が当たって、熱くて飛び上がった時があったので、止めました。
圧が完全に抜けたら、おもりが落ちるような感じの音がします。
ふたを開けると、おいしいご飯の完成。かなりの確率で、おこげもできます。
火に掛けてから完成まで、30分かかりません。
炊きあがったらすぐ、大小2種類の冷凍容器に取り分けます。
以前は、ご飯全てを、180グラム程度になるように取り分けていましたが、仏壇用の仏飯に必要な量は100グラム程度なので、余りご飯が毎日出る。
さらに、容器1つが二人分なので、どちらかひとりしかご飯を食べなければ、さらに余る。
余ったご飯は冷蔵庫で保存し、チャーハンとかにするのですが、できれば解凍したご飯は余らせず、その場で完食したい。
そこで、ご飯を100グラム入れられる小さい容器を新たに購入、元々持っていた大きい容器には、200グラムのご飯を入れるようにしました。
こうすれば、解凍したご飯が余ることはありません。
私が新たに購入した小さい容器。保管のしやすさを考え、角型にこだわりました。
冷凍は、あら熱が取れてから。
私は、よく夏場にもらえる小さい保冷剤を冷凍庫に入れておき、それを容器の上にのせて急速冷凍させます。
食べるときには、電子レンジでチンすれば、あったかいご飯がすぐ食べられます。
圧力鍋でご飯を炊くとおいしいのは確かですが、欠点もあります。
まず、水加減や火加減のちょっとした違いで、その都度できあがりが若干変わること。
でもこれは、何度もやっていれば慣れてきて、安定したできあがりになってきます。
保温ができないので、熱いうちに食べるか、容器に取り分ける必要があります。
ガスを使うので、炊飯中に目が離せないことも、デメリットかもしれません。
私の圧力鍋の場合は、くっつきにくい加工がされてないので、ご飯が鍋にこびりついてしまって取れません。
こういう場合は、熱いお湯かお茶を鍋に入れ、しばらく蓋をして温めて、ご飯をこそげ落とし、残さず頂きます。
圧力鍋によっては、くっつきにくい加工がされているものも、きっとあると思います。
うちの場合、古い型の圧力鍋ですんで。
ちなみに今回の炊き方は、あくまでうちの鍋を基準にしたものです。
鍋によっては、低圧・高圧の切り替えができないものもありますし、もっと細かく圧を切り替えられるものもあります。
加圧時間などは、あくまで目安としてご覧いただければ幸いです。
圧力鍋を購入すると、説明書とともに、料理レシピ集が付属している場合が多いです。ご飯の炊き方については、まず間違いなく記載があると思います。さらに、メーカーのホームページにも情報があるので、併せて参考にしていただければ。
有名どころの圧力鍋なら、その鍋専用のレシピ集が販売されている場合もありますよ。
JUGEMテーマ:ひとりごと
- 2019.12.09 Monday
- レッツ チャレンジ!
- 13:00
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- by ひー