学生時代、スーパーの食品レジでバイトをしていた。
お釣りが自動で出てくるようなレジではないし、もちろん、ポスレジでもない。カードが扱えるレジが新登場したころで、価格は全部手入力。値段がわからなければ、売場まで走って確認に行かなければならなかった。
小松菜とほうれんそうの見分け方や、いい音でお札パッチンする方法を、私はこの時代にマスターした。

かごの中の商品価格をレジに入力し終わると、「小計」のキーを押す。すると、合計金額が表示される。
お客さんから受け取った金額を入力して、「現計」キーを押すと、お釣りの金額が表示されるので、その金額をレジから出してお客さんに渡す。

でも当時は、どのスーパーも(デパートでさえも)週に1度の定休日が必ずあった。
年始は必ず3日間の休みがあり、初売りは4日というのが普通だった。
今ほどコンビニも林立していない。

だから、週末の特売日や年末の混雑ぶりは尋常ではない。10人以上の行列が各レジ前に出来るなんて、あたりまえのことだった。年末などは家族総出でやってきて、商品を満載したかごを、2個も3個も持ってくる。

客を手際よくさばくために何をするかというと、レシート現計切り。
レジに入力し終わると、即座に「現計」キーを押して、レシートを切ってしまうのだ。お客さんがごそごそと財布を出してお金を用意している間に、次の人の入力を始める。先のお客さんからお金を受け取ると、暗算でお釣りを渡し、続きを入力していく。

正式にレジデビューする前に、そのスーパーではお釣りの暗算方法の研修があったのだ。

閉店後に、レジに入力された内容と、開店前・閉店後のレジ内の金額との誤差をチェックする。正直、1円とか10円の誤差はよく発生する。
しかーし、私は「現計」切りを1日中同じレジで行い、そのレジの誤差をゼロ円にしたことが、何度もある。
これ、結構自慢できることでした。パートのおばちゃんにも、よくほめられました。

あれからもう20年くらい経つが、未だにこの時代にマスターしたテクを利用して、財布の中の小銭(1円・10円玉)を減らすのが、私の趣味のひとつである。

たとえば、207円のお買い物をする場合。
1,000円札のみ渡せば、お釣りは793円。財布は小銭でふくれあがる。
こういう時は、1,007円を渡す。1,007円−207円=800円。端数を渡すことによって、1,000円−200円という暗算式と同じ結果になるわけだ。
10円と1円が戻ることなく、100円玉のみ戻ってくると、何だか得した気分。

あいにく7円はないけど、2円だけならある。私なら迷わず1,002円渡す。
お釣りは、795円。10円玉は増えますが、1円玉は増えません。

ポイントは、6円以上の端数を5にして、残りの金額を渡すこと。8円なら3円、6円なら1円といった具合。

それだけでは飽きたらず、私はよく1,012円渡すというテクを使う。
12円から7円を引くと、5になるので、お釣りは805円。
これを駆使すると、かなり小銭が減る。

1,470円の買い物で、1,520円を出したりもする。普通に1,500円出すと、お釣りは30円。でも1,520円出すと、お釣りは50円玉1枚。

こういうお金の出し方をすると、スーパーやコンビニのほとんどの店員さんは、露骨に不思議そうな顔をしながらお金を受け取るのだが、レジにお釣り表示がされると、これまたあからさまに「ああ!」って顔をする。
その表情の変化を見て、心の中で「ふふん」とつぶやく私。

ちなみに、たいていの販売機でも、これらの法則は使える。
注意することは、お札を先に入れないこと。お札を入れたら即座に計算してしまうので、必ず小銭を入れてから、お札を入れる。
日本の販売機の賢さが実感できます。

今日コンビニで、386円の買い物をした。店員さんに591円渡したのだが、渡されたお釣りは210円。
私が596円出したと思いこんでいるんですね。

5円得したので何も言わなかった(おいおい)が、パートやバイトの人たちに、レジの使い方だけではなく、お釣りの計算方法もちょっとは教えてあげてほしい。

それと、お札をいい音でパッチンする方法も。





  • 2020.07.22 Wednesday
  • -
  • 20:29
  • -
  • -
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Comment
500円玉を集めるのが趣味ですので(??)、おつりが
500円になるように渡すように心がけて(???)います。(ひーさんと同じく523円の買い物なら1,023円渡す)
ただ、「5円差」技とかはコンビニのバイトの新人には通用しないことが多いので、避けています。
 あと、男の美学として(????)、スーパーなんかのレジで、100円未満の端数をレジ係の人から告げられて小銭の中を探し回るのは、みっともないので、50円玉×1 10円玉×1〜4 5円玉×1 1円玉×1〜4を前の人のレジチェック中に用意しておきます。もっとも、これだけの小銭のラインナップが小銭入れの中に揃っていることは稀ですし、他の金種は足りているのに、往々にして、1円玉があと1枚足りないことが多いのは、何故なんでしょうねぇ。
  • やっとこ
  • 2007/02/23 03:21
やっとこさんの「男の美学!」、もとレジ係の私としては、大変ありがたいと思われる美学です。
勘定が終わってから財布を出し始める人が、一番困っちゃうんですよね。あと、勘定している時に買い忘れ商品を取りに行ってしまって、戻ってこない人。切れそうになります。

>往々にして、1円玉があと1枚足りないことが多いのは

そうそう、すんごい悔しいですよね、そういう時。
ほんとに、なぜなんでしょうか・・・。

  • ひー
  • 2007/02/23 20:10
 私は、暗算のできない人で。。。おつりをもらわんとこう、と思って調整して小銭を出すと、かえって沢山小銭が返ってきたりして、恥をかいたことがあります。
 昔のスーパーのレジ打ちってすごかったですよね。あれは職人芸・・・。子どもながら、この人らすごい・・・と思ってました。
 今の子には想像つかへんやろうなぁ・・・。
  • ごじゃえもん
  • 2007/03/03 01:07
私がバイトしていたスーパーは、正社員もパートもバイトも、非常にレベルが高かったですね。私の場合は、珠算を習っていたので、お釣り計算に応用ができたのだと思います。

かごの片付け、レジ袋を倉庫から出してくる、内線電話がそばにあるレジに入ると、かかってきた電話も取る、食品売場が地下と1階とに分かれていたので、売価がわからないと売場中走り回っていました。
それにものすごくアナログな時代だったので、途中で商品の売価変更があると、売場担当者が紙の切れっ端にその旨を書いて、レジ担当者にぽいって渡し、それを順繰りにレジ担当者に回覧する、なんてこともしてました。
ようあんなバイト、4年も続けられたもんやわ。
  • ひー
  • 2007/03/05 01:01





   
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